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ビバ! BIKE!

普段、気が向いた時に多摩川沿いを「なんちゃってMTB」で走ったり、ジムで体脂肪燃焼目的にエアロバイク漕いでるだけの私が、一念発起で自転車レースに出た!

普段は出せないスピードで、何も考えず前だけを見て漕ぎまくる。風を切って走る気持ちよさは格別。

それらしい格好で、本物(借り物だけど)のバイクで走ると、それらしく映るところも高ポイント。
(C)ALLSPORTS.JP      ええ、ナル入ってますよ。いけませんか?

 @日産スタジアム・サイクルパークフェスティバルfeat.BikeNavi (2006.5.28)
 ABikeNavi Grand Prix 2006 ツール・ド・あしがら 開成エンデューロ (2006.11.25)

○日産スタジアム・サイクルパークフェスティバルfeat.BikeNavi (2006.5.28)

新横浜の日産スタジアム。
と言うより、「W杯日韓大会決勝戦の会場」と言ったほうが通りがいいか。
ここで
初の自転車レースが開催されるということで、30代後半レーサーなみふじ氏(以下なみ氏)、レース2回目のK玉氏(以下K氏)とM本氏(以下M氏)と共に、初レースのワタクシの4人で参戦決定!
レースも初めてなら、実車に乗って走るのも本番が初めて。前々週の練習では雨のためローラー台で5分間激走しただけという、レースをナメきった態度が潔いね。いなせだね。
兎にも角にも、志は天より高く、出るからには3位入賞目指して頑張るぞ! ビール飲んでるだけじゃないことを天下に知らしめよう。

で、当日は、雨。それも結構な雨。
いきなりモチベーションが激しくダウン。「コケないかな? カゼひかないかな?」 初レースだけに、どういう状況なのか全くわからず不安だけが募る。
取りあえずK氏を溝の口駅で6時半過ぎにピックアップ。そのまま第三京浜に乗って港北ICで降り、早くも現地着。20分くらい。近っ!!
駐車場に着くと、既になみ氏はピット設営及び器材運搬中。雨の中、本当にご苦労さんです。自分もテーブル・イスなどの器材を運ぶ。
せっかくカートに載せたのに、最後は階段で引っ張り上げなくてはいけない。これ、なんとかしろー。

サッカーの聖地、日産スタジアム。


ピット周辺には、見るからに速そうなレーサー体型の人がいっぱい。我々はどう見ても会場設営中の業者だな。
そう見せかけておいて、「実は走らせたらスゴイんです」という作戦なのを彼らはまだ知らない。いい気味だ。
受付を済ませ、コースの試走開始。なみ氏は自らの新車、素人3人衆は旧車を借りて、なみ氏の後に続いて順番に出て行く。
ちなみに、
 ・自転車・・・なみ氏のを乗り回し
 ・ヘルメット・・・なみ氏のをかぶり回し
 ・サングラス・・・普段用のフツーの
 ・Tシャツ・・・ジム用
 ・パンツ・・・これだけ自転車用レーサーパンツ(おしりパットが付いていて衝撃を和らげる)
 ・グローブ・・・昔体験乗馬したときの乗馬用
 ・靴・・・ジョギングシューズ
と、画に描いたような初心者仕様の姿なのでした。

降りしきる雨。本当に午後止むのかね。
若干雲は晴れてきたけどね。
馬券参加証を握りしめるなみ氏。
そのHな視線の先には・・・

やっぱり受付嬢かよ。
ボランティアの方も、雨の中ご苦労さんです。
我々のピット遠景(緑の屋根 )。
テント、買っておいてよかったね。

次々とピットを出て行くライバルたち。
みんな速そうに見えるが、きっと気のせいでしょう。
我等も思想試走に向かうぞ。
左はなみ氏の新車。右が旧車。

そして私の番が来るが・・・ そろそろスタートの時間じゃない? 大丈夫? 若干スタート時間(9:00)が遅れているようだし、行っちゃいましょうか。
初めて乗るロードバイク。硬い!そして速い!気持ちイイ!んだけど、寒い!雨の中、風も若干あるし、前のチャリの水しぶきが飛んでくるし。
スタートしてすぐ、スタジアム内のトラックに入るコースへ・・・
これが超爽快!! ドイツとブラジルが戦った緑のピッチを横目に、巨大なスタンド(無人だけど)の中を疾走するのは快感です!この広い空間を独占している感覚。思わず「うおー、スゲー!」とわめきながら走ってしまいましたよ。
とキョロキョロしている間に、先導していたなみ氏ははるか先へ。スタートに間に合わないからか。冷たいヤツだ。
道に迷いそうになりながらもピットに帰着。結構距離があるもんやね。
そんなこんなしている間に、いよいよスタート時間が迫る。
我等の出走するカテゴリーは「5時間 男子オープン・チーム」。男のみのチームで車種は何でも可、5時間内にどれだけ周回できるかを競う。

先頭は5時間の部。オーロラビジョンにも映ったりして盛り上がる。 向こう側には2時間の部の人たちが並び始める。

トップバッターはなみ氏。骨折後久々のレースでさすがに緊張の色・・は無い。 予定より30分遅れ、9:30にスタート! 5時間耐久レースの始まり〜

唯一のまともなレーサーなみ氏が3周、あとのトーシロ3名は2周ずつという短期決戦で力を出し切るという作戦で望む。
1周3.9km、大体7〜8分程度で1周する感じか。なみ氏、スタートダッシュ頼みまっせ!

約30分後、なみ氏からK氏にバトンタッチ。
全身黒ずくめの黒だるまな精悍なK氏、その強面であたりの空気を一瞬緊張させながら出走していく。

出走前、まだ余裕シャクシャクのK氏。 前回の反省を踏まえ、確実に計測チップ入りアンクルバンドを
取り付ける両名。なみ氏の友軍の方も心配顔です。

待ってる間は寒いね。その辺を歩いたり写真を撮ったりしながら、緊張を紛らしていると、K氏が2周の周回を終えてピットイン。登山家M氏にバトンが渡る。
さて、いよいよ次だ。あー、どうしよう。ちゃんと走れるんかいな? 落ち着かない。
まあ、最初の2週は様子見で、コースや路面状態を確認したり、ペース配分を意識しながらマイペースで行くことにしよう!と思うことにした。
と思っていると、M氏がピットイン。さあ、行くぜ!
と思ったら、グローブを付けてないことに気づいて慌ててピットに逆戻り。約10秒のロス。初心者らしい間抜けなミスで取りあえず周囲の笑いを頂戴したところで、今度こそ行くぜ!

コース全景。スタジアム内外を絶妙(やや無理矢理)に連結した全3.9km。
高低差約16mは結構キツイですよ。

@ピットアウトし、写真左の道を奥へ進み、一番上階の周回道路を
約半周する。平坦だが、約30cm四方のタイルの上を走るため、ハンドルが
ガタガタと取られ、あまりスピードは出せず。
写真右はピットイン時のワタシ。
Aその後、ヘアピンの連続を一気に駆け下り、いよいよトラックの中へ。
気持ちいいが、雨が残っている時はカーブでややタイヤが滑るため、
小心者のワタシはスピード抑え目でした。
写真は無人のフィールドを走るK氏。

Bスタート地点の計測ポイントを通過し、マラソンゲートから再び
フィールド外へ。
矢印のM氏、オーロラビジョンには残念ながら映らず。
Cフィールド外から、再度スタジアム外周の1階を周回するコースが右。
左はその周回後、坂を上ってフットサル場へ抜ける後続のコース。

DF1のモナコGPを彷彿とさせる、1階の外周コースをほぼ1周。
アスファルトで平坦のため、本コースで最もスピードが出る
エリア。ワタシで大体40km弱くらい出てたかな。
E約1周後外に出て、最初の難関、坂上り。トップスピード出した後で
この上りはキツかった。
えっちらおっちら坂を上るK氏。

F駐車場とフットサル場をぐるりと1周。矢印がこのコース最大の
不思議な「追越禁止区間」。でもガンガン抜く人多数。
初心者にはどうしていいかわかりませんよ。
G再びスタジアムに戻り、ピット前の最後の難関「心臓破りの
ヘアピン」。最後の方は立ち漕ぎでないと上れません。
またもや無人のカーブを曲がるK氏。誰も近寄れない。

ピット前に帰還。ちなみに矢印部分、コースを無視したK氏が
黄色と黒のバーをぶち破ったポイント。この時ばかりはさすがに
爆笑の渦が広がった。

という感じで1周するのです。
が、最初の「ペース配分を意識しながらマイペースで行く」なんて言葉はスタートした瞬間、頭の中から消滅。とにかく漕いで漕いで漕ぎまくる!前のヤツを抜くことで頭の中が一杯。
オラオラ、ちんたら走っとったら邪魔じゃ!このド素人が!(自分のことは棚の上)・・・くらいの勢いで。
とはいえ、やっぱりカーブではコケそうだからスピードをかなり落とすし、所々に金属のつなぎ目があったりするから、「漕ぐ⇒超ブレーキング⇒また死ぬほど漕ぐ」という非効率な乗り方になってしまった。コースを覚えたらもう少し楽に行けそう。
かなりなハイペース(のつもり)で2周を走り終え、ピットインしてなみ氏につなぐ。
いやいや、結構疲労するね。太ももの筋肉をかなり使った気分。たぶんあと3回は来るであろう後のエネルギーまで使ったみたい。「飛ばしすぎや」というK氏のちょいベテランらしいコメントに、ちょっと反省。

つかの間(と言っても1時間くらい)の休息。
5時間の長丁場、途中でアンパンとかチョコとかを
食って栄養補給。ぱっと見、朝10時のキャンプ場。
昼過ぎになってようやく青空がのぞく。と共に、突き刺す日差し、
強風に悩まされることに。

その後も順調に周回を重ねる我がチーム。今どれくらいの位置走ってるんやろうね? ひょっとして3位以内くらいかな?(ありえねー)と相変わらずナメたコメント。
時間が経つにつれ、2時間の部・3時間の部が続々とゴールしていくため、コース上はかなり台数が減ってきた。
あんなに降ってた雨も上がり、2時頃からは晴れ間も広がってきたので、路面状態はほぼ復活してます。
走りやすくなってスピードも出るし、3回目の出走くらいにはコース取り・ペース配分もわかってきて、走っててとても楽しい!競輪選手にでもなったつもりでトラックを走り、自分に向けられたわけでもない観客の声援に反応する。あー、これってストイックでややナル系の人(俺?)にぴったりかも。

とバカなことを考えつつ、もうすぐ5時間の部の終了時間である14:30が近づく。このままで行くと、4回目の出走者最後のワタクシの番でゴールしそうだね。光栄でございます。力の限り頑張ります。

最後の周回。陽光の中、力を振り絞って走るワタシ。 ピースは余計。でもカッコよくない?

そしてフィニッシュ!いや、怪我なく完走できて良かった。

終了! いやー、皆さんよく頑張った!この達成感は格別だね。
で、肝心のリザルトは・・・ 何と何と、
カテゴリー28チーム中堂々の9位入賞!(賞品なし)
素晴らしい! 「3位入賞だ!」なんて言ってたけど、正直20位前後くらいなんかなとぼんやり思ってましたが。
30代後半の素人集団、練習ほぼゼロの我々が予想外の健闘を見せました。ま、俺のおかげで一桁順位に入ったのは確実だな。感謝したまへ。
と調子に乗らず、謙虚にこの結果を受け止め、なみ氏友軍のチームみたく優勝を目指しましょう。

我が「チーム○商 フィーチャリング**工房」(長いよ)チームの面々。
9位に入り、充実の表情ですね。

その後、表彰式があったり、クソ暑い空気を一挙に冷却するさぶいサブイベントを我慢しながら見つつ、お楽しみ抽選会へ。
何か当たる気がしないでもなかった私、いい物当てちゃいました!
これで今日来た元は取りました。いえいえ、これからも自転車やりなさいという思し召しですな。
次回は「11月くらいに、やっちゃおうかな〜 エヘッ」って司会の人が言ってたから、たぶんあるんでしょう。
すごい面白かったので、是非是非出たいもんです。当然、マイヘルメットでね。

いやいや、おちかれさんでした。
そうそう、武蔵○城の「牛○」という焼肉屋には行かないように! 腹が立ちます。
その下の「とり○」という焼き鳥屋に行きましょう。

暑い中、こんな感じでイベントやるわけですよ。
確かに抽選会の後にやっても誰も見ないでしょうよ。
確かにこんなに飛んだりしてスゴイんですけどね。
暑いんですよ。とにかく!(怒)

当てちゃったわけです。イタリア・MET社のメット。 カッコイイ!ので、ヤフオクに出すのはやめました。

敗者復活ジャンケン大会でも当たらず。がっくり。

■公式記録
「チーム○商 フィーチャリング**工房」
 ・カテゴリー:5時間 男子オープン・チーム
 ・ラップ数:35周(なみ氏12周、K氏・M氏・ワタクシ各8周、ワタクシの最終周回はカウント外)
 ・タイム:4時間55分15秒29 (トップ-5周)
 ・平均時速:27.73km
 ・順位:28チーム中9位

⇒公式HP
⇒なみ氏のHP

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